2016/12/21

赤点(2016蔵出し3)

河津桜


高校生になると、「赤点」という問題があるので、遊んでばかりもいられません。
塾の講師をしていた頃、高校受験時に、半年ぐらい教えていた子が高校生になり、
お友達を連れて塾にやってきました。
高校生ですが、再び以前の先生でお願いできませんか?ということで、
再び数学を教えることになりました。
そこは対象が小中学生だったのですが、教室が空いていたようです。

彼女たちは私立高校だったので、赤点の基準が厳しい。
ということで、試験前になると、物理も。
全教科の中で、一番赤点が多いのは、今も昔も「物理」のようで、
娘も一学期に、赤点をだったのですが、クラスの半数以上はそうだったようです。

あの世界には、なかなか入り込みにくいです。
私が現役高校生のころ、通っていた塾の先生は、
「宗教だと思って、余計なことを考えずに、そのとおーりにやる!」
そうしているうちに、そのうち「物理」に慣れてきます。

娘の赤点が続くと、私まで学校に呼ばれるらしいので、
「では、赤点ではないようにしてあげましょう。」
と、中間、期末と協力してあげたら、
先生に
「おや?どうした、すごいじゃないか!」

物理で、赤点を取らないようにするのは、案外、簡単です。
「捨てる」範囲を決めて、
やると決めた範囲の、教科書の例題のようなごく簡単な問題になれるだけ。
娘は半分ぐらい捨てたはずですが、それでもクラス上位になれるのは、
先生が生徒の現状に歩み寄った、よほど良心的な問題を作ったからでしょう。
赤点を大量に出すのは先生としても、心外のはずですから・・・。

冒頭に書いた、高校生は、
懇切丁寧に教えたというより、
赤点にならないように、最小限のことだけを手当てして、
なんとか「ピンク」ぐらいで、しのぎつづけて、3年生になろうとしていました。
最後の授業で、
「もう、数学はないから、解放されるねー!私も安心して辞められるー!」
と、言ったのを覚えています、かわいい妹のような存在でした。
私自身も、かなりきわどい成績で大学を卒業しましたけど・・・。

2016/12/15

怒られる/最後の (2016 蔵出し2)

冬の河原


娘が高校に入って、しばらくすると
「今日も先生が怒った・・・疲れた・・・。」
という言葉。
これは入学してから、半年以上経った今も、聞く言葉です。

娘がなにかしでかしたわけではなくて、
誰かが何をやらかすと、
クラス全員に1~2時間はお説教の時間になるようで、
疲れたという言葉は、その時間に対してのこと。

私の印象では、とても暖かく、話が上手な先生に感じていたので、
これには非常にびっくりしました。

一学期も終わるころになると、
怒られるもとを作る生徒さんが、ほぼ決まってきて、
(親から抗議があったのか、どうかわかりませんが)、
全員怒られることは、徐々に少なくなったようです。

そのころに、私の考えも定まっていました、
たぶん、先生はあえて、ヒールをやられているのでしょう。
高校を出れば、もう怒ってくれる人もおらず、
怒られる前に、判断されてしまうような世の中ですから・・・。

とは言っても、高校生ぐらいになると、
怒られたぐらいで、行動がかわるわけでもなく、難しいようです・・・。

2016/12/11

9度/その通り/この先

ピアノ


最近、分かったことは、
大人から楽器を始める人が、かなりいること。
私がヤマハに通い始めた20年ぐらい前、先生に聞いてみたことがあった。
「指は開くように、なりますか?」

先生は、ピアノの上に私の手を広げさせて、
「この9度は、いずれ使えるようになるわよ。まだ、20代だから大丈夫。」
そう言った先生も、20代だったけど、
指の可能性のことを、どこかで見聞きしたのだろうか?
その頃の私の手は、ぎりぎり9度は届くけど、小指の先がかすかにかかるぐらい。
演奏に使うのは明らかに無理だった。

それから、数年弾いては、同じ時間だけ休む、を繰り返し、ここまで来たけど、
先生の言う通り、9度は使えるようになった。
そのために努力をしたわけではないけど、
確かなことは、
指を鍛えるぞ!のような先生に、めぐり合わなかったことがよかったのだと思う。
手に負担になる練習や動作はやらなかった、片手でスマホ操作とか。

今は小指の先がかすかに10度いくかな!だめかな?ぐらいだけど
明らかに、もう伸びしろはない。

「今が一番上手と思えるなら、ずっと挑戦すればいいのだけど、頂点を設定しても、いいのでは?」
最近言われた。
この先、この手、この体が、ピアノを弾くことを、許さないかもしれないからね。
そういう意味の頂点。
私自身の伸びしろも少なくなった今、何を弾こうかな?

上の9度は、ドビュッシー(左手)、下はブラームス(こっちは右手)の曲中に出てくるもの。

2016/12/09

恩人もしくは神さま

ねこさん


今日もちょっと怖い話というより、悲惨な話といったほうがいいかも。
ホームと電車の間に落ちる事故が時々ありますが、
これを「未遂」に終わらせてくれた人が、この世にいるのです。

どなたかはわからないのですが、おじさんだったことは覚えていて、
間に落ちかけた酔っぱらいの大女を、片腕でスィっと、すくい上げられる方なので、
それなりに身体がしっかりした方なのだと思います。

場所は西武新宿。
片足がすぅっと落ちた感覚は、残っているのですが、
それからどういうタイミングで助けていただいたのか、よく覚えていないのです。
「あっ!」と思った、次のタイミングだったかもしれません、
右から腕をつかまれ、次の瞬間には、電車の中。
なんの怪我もありませんでした。
お礼を言うと、さっと、消えてしまいました、神さまだったのでしょう。

2016/12/08

逆走

銀杏


今日は、こわいはなし。
最近、車の事故が多いので、思い出すことがあります。
昔、弟が高速道路を逆走しました。
免許取りたてでではなく、だいぶ経っていました、20代前半のころ。
えーーーなんでぇーーーたすけてーーーーと、思いながら、
体がぶるぶる震えだしたことを思い出します。
数分で、運よくもとにもどれましたが、以来、父と私は彼の車には乗りません。

それまでにも、あまりの下手さにあきれて、
私はほんとうに時々しか乗らなかったのに、物損事故を数度目撃。
親の車を事故で大破したことも。(幸いにして、対物事故でした。)

車の運転には向いていない人というのが、絶対あると思うのですが、まさしく彼のこと。
それでも、免許を持っているのだから、適性試験なんてザル、と思います。
免許や資格と能力は別ということを、身をもって知った事件でした。

2016/11/23

想定外/アウェー/遅すぎる

チャールストン


前の前の記事の続きですが、
どうして考えていたかというと、発表会があったからです。
ただ、今までと違って、大人だけの集まり。
長年、子供に交じって出ていた私としては、はじめてのこと。

先生に以前の発表会の写真を見せてもらったのですが、
雰囲気が、ちっともわからない・・・。
先生がドレスを着ている回もあれば、Tシャツにベストなんて時もあって、
「はぁ?」
こういうことは、その教室、教室でお約束ではないけれども、
「だいたい、こんな感じ?」
みたいなものが、あるはずなのです。

それで、カジュアルすぎず、ドレッシーにならないよう、
ジャケットにしようと思ったのですが、会場が暗い感じなので、
結局ジャケットもやめて、明るい色のブラウスだけに。
これは考えられたのですが、想定外のことが・・・。

個人レッスンだと、他の生徒さんと話す機会は、ほぼありません。
でも、子供に交じっていたうちは、発表会で孤立感をそれほど感じなかったのです。
今回は、アウェー感がとても強くて、
すぐに、帰ろうかなーと思ったくらいでした。
先生が、
「知らないところで、知らない人の前で弾くのは、緊張するわよー。」
と、おっしゃったことがあったのですが、
(このことを言っていたのだな。)と思い知りました。
子供にまじって出るのは、もういやだなと思ったのですが、
実はメリットもあったんですねー。
もう後戻りはできないから、前に進むことにしました。

人のことを見なくても、自分のことで明らかなのですが、
舞台では、演奏が止まってしまう人ばかり。
子供でも、中学生ぐらいになると、そういう子も出てくるのですが、
皆が皆、それをやり、「もう一回弾きますね。」なんて言いながら進んでいくので、
気分は、みるみるほどけてゆき、結局、楽しんで帰ってきました。

私の演奏はどうだったって?
いつものように、なんとか最後のページに来ると、
「よっしゃー!」となり、余裕が出てきました、遅すぎる!
この次から、各ページが終わった時の、自分へのカケコトバでも考えよう。。

2016/11/21

迷うインド

すすき


「タージマハル」を、社会の教科書か何かで知って以来、
インドは、行ってみたいような、行ってみたくないような、微妙な国。

カレーにじゃがいもを入れるのが好きでない私は、
インドのカレーが好きだけど、緑色や白いカレーは避けたく、
デザートにラッシーが出てくるなら、勘弁してもらいたいところ。
インドには、ラッシーよりうーんと!甘いものがあるようです。
でもどことなく、親近感を覚えなくも、ないのは、あの国の人たちにB型が多いせいかもしれない。

去年、理由があって、ヨガの個人レッスンを数回。
先生は、インドへ何度も勉強に行き、ついでにご主人も見つけた方。
初心者の私には、ちょっともったいない、申し訳ないかなーと思う素敵な先生でしたが、
自分の身体について、理解が深まったのはよかったし、
女の人がヨガにはまる理由も、よーくわかったのでした。
おかげで、通わなくなっても、ヨガは日課に。
その先生いわく、
大都市(バンガロールとか)でもない限り、
カレー味ではないものを食べるのは、難しいそう。
国境近くに行って、やっとピザを食べたと・・・。

見ようかなー、やめよう・・・見たいかも・・・を繰り返し、
どうも気が進まないうちに数年経った「ボリウッド」。
何日か前、初めて見ました。
見たのは、「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」。

気が進まない理由は、歌と踊りがメインだからで、
やっぱりあのノリにちょっとついていけない・・・。
でもシャンティがすごくきれい。
ただの女優さんのはずなのに、ダンスがめちゃめちゃうまくて、
どうにか最後までたどりつきました。

シャンティ役のディーピカー・パードゥコーンさんは、私がうっとりするのも当然、
「世界で最も美しい顔100人」にも登場。
インドにも美人がたくさんいて、びっくりしました。
ますます、行きたいような、行きたくないような、行きたいような・・・気がしてきました。

2016/11/19

ダメな理由

日暮れ


今週は、ピアノを弾くときのだめな服を考えていたのですが、
想像していたものと、違う服になりました。

意外に、ジャケットは大丈夫でした。
女性の中には、肩出しドレスではないと!という方も、おられるのですが、
男性は、ほとんどあれだもの、ものすごくダメであるわけがないのです。
肩パットが意外にも肩の自由を補助してくれるような感じでした。

ダメなのは、女の人のジャケットによくあるウエストがシェイプされたもの。
肩甲骨の下のあたりが自由でなくなります。
肩よりも、背中が問題。
ウエストぐらいの短かめジャケットも、おそらくだめでしょう。

ジャケットを着た場合、中に何か着ます。
シャツの場合は、綿100%とかクリーニングに出してバリバリ、ごそごそしたものはダメでした。
弾いていて、ジャケットと擦れるのが、いちいち気になります。
Tシャツとか女の人の柔らかいブラウスなら大丈夫。

ミケランジェリが、タートルネックにジャケットといういでたちで、
弾いている動画や写真が残っています。
ファッションかと思っていたのですが(よく似合っているから!)、
実用面上選択だったのかもしれません。