佐藤錦よりおいしいもの

熱海は、「おじさん温泉」の筆頭。
おねえさんも、おばさんも行くのだろうけど、宿泊には箱根か伊豆を選びそう。
おじさんが新幹線でさっと来て、
「乾杯!」
して、翌日、帰っていくようなところ、熱海。
石和(いさわ)温泉も、昔から、おじさんの行くところ。
ここは、「乾杯!」なおじさん達に加え、
車にゴルフクラブをつんだおじさんが、わんさか集まっていそう。
すべては私の思い込みなのだけど。
さくらんぼ狩り&石和温泉に行こうと言ったのは、我が家のおじさん。
さくらんぼは、松茸と同じく値段ほどのありがたみが、
私にはわからず、自分で買うこともほとんどなかったのです。
なので期待もしてなかったさくらんぼ狩り、完熟の佐藤錦は、驚くほどおいしい!

でも!
佐藤錦よりおいしいものが!!
上の黒っぽいさくらんぼは、アメリカのさくらんぼのようですが、
レッキとした日本のさくらんぼ、「紅さやか」。
かみしめたときの、第一印象は、
「さくらんぼじゃない!」
なんだか、ぶどうジュース。
あれほど濃い味でもないのですが、
果肉が柔らかく、おや?と、おもうほど、ジューシー、そしてさわやかな甘み。
世話をしてくれたおばさんが
「ノドが渇いたときに、いただくと、とてもおいしいのよね。」
「しわしわになるまで熟したのを、ジャムにすると、もう、おいしいの。」
佐藤錦よりおいしいこのさくらんぼを、
ジャムにするなんて、気絶しそうです。
夢中で食べていると、指先がむらさき色に。
そこへ
「ポリフェノールたっぷりですよ。」
と言われると
さらに、食べておかないといけない気がしてきます。
このさくらんぼは、市場には出回らず、
受粉木として活躍するだそうです。
さくらんぼ園は、実なりをよくするため、
たくさんの品種が植えられています。
食べ放題にきた私たちにとっても、ほんの数歩あるくだけで、
数種類のさくらんぼがいただけるので、とっても好都合。
「さくらんぼの花は、やっぱりさくらの花ななんでしょうか?」
と聞いたら、ソメイヨシノよりも小さい花が、びっしり咲くのだそうです。
桜よりも、スモモの花に似てますよということでしたから、
おそらく、花弁よりシベが目立つのでしょう。
幹は、ソメイヨシノのゴツゴツ、ザラザラしたものではなく、
寒桜の、紫がかった赤茶の、つるつるした肌を持つものが多かったです。

こちらは、さくらんぼ畑に行く途中にあった、ハウスの巨峰。
一晩で、ドラム缶の石油を、一缶消費するとのこと。
今年はハウスものをやめた家もあったみたいです。
この巨峰は、まるで清水の舞台から飛び降りるような勇気の証、かも。



