2018.02.28.Wed.22:25

昔、リサイタルを終えたばかりの仲道郁代さんと、
通路のような暗い場所で拍手をして、ほんの少しだけお話したことがあります。
覚えているのは、私がピアノを習っていますと言うと、
目の前で弾くまね、手を波のようにひらひらなさったのが、
すごくあざやかで、きれいだったこと、
そして、かなり小柄な方でびっくりしました。
その時は、「舞台では大きく見える。」という、よく言われる解釈をしたのですが、
それだけじゃなかったみたいです。
先日、道を歩いている時、ピアノの先生に後ろから声をかけられました。
振り返っても、目の前のマスクをした小柄な女性が誰なのか、すぐにわかりませんでした。
「レッスンは・・・」と、話し始められた時、
顔を改めてしっかり見て、ようやく(先生!)とわかったのでした。
ピアニストは、ピアノを離れると、なにかが変わってしまう、かも・・・。
ピアノは着るものではありませんが、
制服やユニフォームが生み出す効果と、似ているのかもしれません。
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