2017/11/04

音が教えてくれる

ヘビシュタイン


何も期待しないで、ヘビシュタインを弾きに行ったら、ごっそりハートを持っていかれました。
半日ぐらいは、何をしていても、「はぁ・・・」。

ホールでこれから弾くピアノを選ばせてくれる、という状況なら、
ヤマハやスタインウェイを選ぶでしょうが、
家で練習するためのピアノだったら、これです、まちがいなく!
これらの違いを、私の好きな美人の話に例えましょうか。

ヤマハやスタインウェイは、思いっきり盛った美人です。
美人が、化粧や衣装を思いっきり盛大に、ゴージャス。
(少々の)アラは目立ちにくいので、人前でホールで弾くのには、安全。
とにかく響くのです。

以前書いた、グロトリアンやファツィオリ、そして本日のヘビシュタインは、
装飾のすくなめの美人、でしょうか。
”素がキレイなのに「盛る」必要があります?→あ、そうですね、ごもっとも!”

調べてみると、ファツィオリやヘビシュタインは、響きすぎないように作られているようです。
ヤマハやスタインウェイだと、弾いてて、なんだかもうよくわからない時があるもの。
そうなると、聞こえているけど、実は私は耳を閉じている、ようなことをしているみたいです。
耳を澄ませていないというか・・・先生に「聴いてない」と指摘されることになります。

ヘビシュタインは、4つの鍵盤に同時に触れ、音を出したなら、
その一つ一つの音が私のようなへたくそでも、ちゃんと丸い形なって4つ聞こえます。
なので、二回続けて先生に
「声部練習をしてきてください。」
と言われることがなくなりそうです。

ヘビシュタインはリスト先生が好きなピアノですが、
私には、シューマンやブラームスを弾いたときのほうが、となりました。
師弟の関係にあるこの二人は、作風が似ているとは全く思わないけど、
モチーフの扱い方や、音の重なりの多さが結構に似ているからでしょうか。
それとも、この二人が、聴くより弾くほうが断然楽しい作品を作ったからかな?

ピアノ自体が偉大な先生なのでした。
なので、決して弾きやすいピアノではありません。
でも、うまく弾くと美人の先生から「美しいはなまる」をもらえます、生徒はうれしいです
このまま、決して楽そうではないベーゼンドルファーも弾きにいっちゃおっと。

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