ナマモノと感覚

2016.06.25.Sat.07:14
かき


一挙に読むのはもったいないので、少しづつ、泉鏡花を読んでいます。
最近読んだのは、冷ややっことして膳に出されたものを、どうにかして湯豆腐にして食べる話。

彼は一切の生ものを食べない人(そのあたりはwikiをどうぞ)。
森鴎外の娘、森茉莉さんの
「小さいころは、パッパのいいつけで果物は煮て食べていた。」
という話を読んだことがあるから、
火を通さないものに用心することは、当時はごく普通のことだったのだろうと思った。
けど、
豆腐はナマモノか?と言われると、私はどっちにも、うなずきかねる。
大豆には火を通してあるけど、あれだけ水分が多いと、ナマモノだとも思える。
昔から「冷ややっこ」はあったのだから、必ず火を通して食べるモノではなかったけど、
あれだけ美しいものを作るには、そのくらいの潔癖さがないとだめかなとも思う。

ちなみに、この話では「豆腐」ではなく、「豆府」の表記。
「腐」という文字を使うのが、ゆるせなかったらしい・・・。

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