「邪」のひと

2016.05.13.Fri.13:49
ポピー


写真は「虞美人草」のつぼみ。
ポピーと言ってしまうと、アイスランドポピーを想像してしまいますが、
その仲間のシャーレーポピーです。
漱石の「虞美人草」を読んで、一体どんな花かと思い、その種を買いました。
買ってから、蒔かないまま数年経って、去冬に思い出しました。
最初は、かなりひ弱な感じなのですが、
そのうち強風が何度吹こうとも、負けないようになりました。
棘は案外かたく、指先を刺されて、抜くのに苦労しました。

明治の文豪の中では、比較的読みやすい漱石ですが、
「虞美人草」は、たいへん変わってます。
当時の流行なのでしょうか、「金色夜叉」風のコテコテの美文です。

虞美人とは、項羽の寵愛を受けた虞妃のことで、自害してこの花になったという逸話の持ち主です。
この話だけでは、ダーティーな感じはしません。
漱石の話の中では、藤尾のことでしょうが、印象はかなり違います。
こんな邪な女の人は、今時めずらしくもないですが・・・。

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