ニベアの思い出

2016.02.19.Fri.09:06
ニベア


「ニベア」を初めて買いました。
よほどのことがないと、手や体に何かを塗る習慣が昔からないのと、
よほどの時には、まず「オロナイン」を塗っていたと思うので。

ニベアの缶を開け、中のアルミをめくると、あの香り。
開けたての強い香りで、あることをすぐに思い出しました。
これも初めて思い出すようなこと。

ここに出てきた歌丸さんを見た祖母は、
私が生まれて少ししてから、半身不随になり、
食事は可能でも、お風呂は一人では無理な体になり、
私の記憶として残っているのは、体の半分が固まったその姿。

だから当然、化粧もしなくなったはずだけど、鏡台はなぜか残されており、
脳に焼き付いていたその香りは、私にとっては、まさしくその鏡台のこと。

自分の家にはなかった、めずらしい家具でもある鏡台の引き出しを探るのが大好きで、
使われなくなった化粧品の数々を出して、
「これは何?」
と祖母に聞いてみたり。

その中でもっとも気に入ったのが、「カトレアの香水」。
小さな瓶に、白と紫のカトレアが描かれたラベル。
その絵柄は今でも思い出せるけど、
その香りは、思い出せそうで、思い出せないような、ニベアの香りが邪魔をする。
子供ながら、うっとりし、すごくいい香りだったと思う。
蘭へのあこがれはきっとこのあたりで植え付けられたのだと思う。

鏡台からニベアの香りがしたのは、
色をのせられなくなった祖母の、最後の身だしなみの品だったのかな?
ニベアそのものには、記憶がない。

ニベアは最近のハンドクリームよりも安く、驚くべき値段。
そして結構こってりなクリームで、二度、びっくりしました。

スポンサーサイト
コメント
鍵コメさんへ

カトレアの香水は、最終的に私のものになって、
10代のおしまいのころまで、持っていた気がするのですが、
そのあとの記憶がありません。残念です。

ニベア、すっごい濃厚ですよね、びっくりしました。
日本で昔から売られているのですが、
実はドイツ生まれで、
鍵コメさんのお話を読んで、あのようにこってりなわけを納得しました。

お隣の国が硬水だとは、思いませんでした。
日本って、しみじみいいところですね!!
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理者にだけ表示を許可する