坊ちゃん/写真/外国

2015.09.18.Fri.11:31
@茨城県


父から、面白い話を聞きました。
それは不謹慎かもしれませんが・・・。

話を聞いた場所は、病室。
検査のために入院した父とその付き添いの私。
担当医の先生を気に入っているらしく、
「いつもあそこにいるんだ、見たか?」
とか
「坊ちゃんみたいな人だよ。」
と。

坊ちゃんというのは、どういう人だろうと、私が想像するに、
「眼鏡をかけ、小柄で童顔の男の人。」

検査の結果を説明するために登場した先生は、
歌舞伎役者の海老蔵さんをマイルドにした感じの、丸刈りの人。
私の想像と違ったのは、父と娘の世代差ゆえだな、と思いました。

先生が、心臓の模型や写真などを使い、とても丁寧に説明をする中、
これが後天的なものか、先天的なものか、この検査ではわからないですと。
すると父が、突然、小学生の時の運動会の写真の話をしだしました。
私はその写真を見たことがなく、
父自身も数年前にその存在をふと思い出したようです。

皆が走っているのに、自分だけ座り込んでいる写真だそうです。
それで、ごく小さい頃にも、胸の痛みはあったけど、若いころはすっかり忘れてしまった。
中年になり、また痛みがはじまっても、思い出さなかった。
でも、痛みの瞬間を、まさにとらえた写真を見て、やっと先天的なものだと直感したそうです。

昭和20年代の前半に小学生だった人が、
当時の自分の写真を持っているなど、あまりないだろうなと思います。
私はエルンスト・ハースの写真が好きなので、
当時のアメリカの写真の世界のことは、何となくですが、わかります。
それとつながって、父が沖縄という外国にいたということを、改めて思い知りました。

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