2015/05/19

うたまる/きる/消える

うたまる


親愛をこめて、うたまると呼んでいる着物は、15年ぐらい前に、弟が作ってくれたもの。
本当に自分の会社が好きだったというか、誇りを持っていたのでしょう、
大きなところに買収される前の、最後の展示会で、
何か買いたかったらしいけど、男物はほとんどないので、私に買ってくれました。

それで、弟と母が見立てきめた(=私の希望は全く採用されなかった)、
周囲はほの暗く、黄色っぽい照明の下では、似合った色が、
自然光の下では、「あれ???」。

きっと、50ぐらいになれば、問題なく着れるわよと母。
それで「うたまる」は長い眠りについたのですが、
そろそろ着ないと、機会のほうがなくなるかも?と思ったので、
天気のよい日に、畳みなおしました。
去年は出して、三つ折から二つ折に。
今年は、いよいよ仕付け糸を取り、皺をチェックして、入念にたたみました。
縮緬なので、アイロンは当てにくく、皺は気長に取るしかありません。

鏡の前であててみると、
若さが持っている迫力というのでしょうか、そういうものが消えたので、
こんな色も、すっかり問題なくなりました。

洋服は、着たい色、好きな色を着る事に、あまり無理はありませんが、
面積が多く平面的な着物、特に色無地は、
似合う色、似合わない色が本当にはっきりしてしまいます。
客観的に自分を見るという意味で、とても面白いと思います。

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