2015/05/08

消えた町

ごがつ


私が子供の頃、
野菜をもいだり、カブトムシを取ったり、タケノコを掘ったり・・・した場所が、
すっかり消えていました。
小さな感傷さえ、吹き飛ばし、消えたという表現がぴったりでした。

祖父母が住んでいた隣の家は敷地に竹林が続いて、
私だけではなく伯母(伯母から見たら、自分の弟の嫁の実家という関係)まで、
タケノコを掘りに来ました。
カブトムシは、祖父が米を買っていた農家の家の子供が、
東京のデパートに売るということでしたが、それが結構な値段でした。
それを聞いた祖母が、買うと高いから、取っておきなさいと、
朝4時に起きて、私と弟を連れて行くのですが、
眠いし、蚊に刺されるし、カブトムシなどどうでもいいし、ちっとも楽しくない・・・思い出です。

ストリートビューをそれらの場所を見ると、
なにもかもさっぱり消えて、木など一本もない景色になっていました。

何度も通った道は、カーブの具合まで覚えているようで、
景色がかわっても、これはあそこだと、なんとなくわかるのです。
景色の変わった土地は、数キロ平方メートルといった広さでしょうか。
広大です。
少しの家があるほかは、ほとんど田んぼと畑と木々のような場所で、
細かく起伏があり、いわゆる日本の里山でした。
今は、茶色の大地が遠くまで見渡せて、重機が多数映って、
これから開発!という感じがムンムンしていました。

こうやって、世界の土地は開拓されてきたのでしょうけど、
以前を知る私には、ちょっと衝撃的でした。

だけどそこから、ほんのちょっとだけ離れると、
驚いたことに、昔のままのような場所があったり、
写真の公園のように、すでに出来上がった
「新興住宅地」があったりします。
木の大きさから見ると、もう「新興・・・」ではなさそうですが、
ここだって、20年前は畑か田んぼでした。

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