
曇って、湿度もかなりあるので、ぼんやりしていますが・・・
色で言うとアクア。
この色の海は他でもあるでしょう。
でも、底から光るような、ガラスや宝石を敷き詰めたような気配と言うか明るさは、
この島だけのような気がします。
「アクア」の中の暗い色の散らばりは、ほとんどが珊瑚でしょう、魚の居場所、魚を育む場所。
だから、珊瑚が枯れると、そこに住む魚もいなくなります。
氷が溶けるとホッキョクグマが・・・なんていう話は、よく言われるし、わかりやすいですが、
水族館に行っても、海の中のことに思いをはせる人は少ないでしょう。
島から離れると、ぐんと深くなるのか、見慣れたただのブルーになってしまいます。
山には松の木が多いです。
昔、この松を燃料に、鰹節を作ったそうです。
この島の鰹節は、とても高級品だったそうですよ。

座間味島のほとんどは、山です。
海のそばに集落が三箇所ぐらいあって、あとは山。
しかも、大地というのでしょうか、その様子が今まで見た沖縄と違うのです。
そのせいで、この島で農業は難しいようです。
で、(大変な思いをして、自転車で)山のほうへ行くと、
おや?というような地層や岩に出会えます。
この島はどうやってできたのでしょうか。

水族館よりも、海で見たほうが、
いろいろなものが一挙に見れる植物園や動物園より、
山で小さな花にであう、道でのら猫にあうほうが、惹かれるようになりました。
大胆な水玉模様の魚は、モンガラカワハギ。
この間のムラサメカワハギの中間で、性格も似ているらしい。。。
蛍光ブルーに黒の縞模様のセナスジベラとか、ミヤコテングハギのような魚もいます。
数時間後には台風の波で遊泳禁止になった場所なので、すでにちょっと曇ったような感じになっています。

この島には、ねこがたくさんいます。
外に出れば、必ず!といっていいほどの遭遇率です。

へんな顔したこの魚は、ムラサメモンガラ。
海の生き物を触ったり、追いかけたりしないようにと娘に言ってあったのですが、
この魚は、攻撃的で人をかむらしいです。
事前に知っていたら、私は撮らないで、即刻逃げました・・・。

残念なことにと、言わなければならないと思うのですが、
ここは、魚肉ソーセージをあげる人がたくさんいます。
なので、この魚すら、人に近づいてきました。



イベールの有名なピアノ曲「小さな白いロバ」と、同じ曲集のおとなりにある
「金色の亀を操る女」は、なんともうっとり、ステキだなと思います。
ネットで聴けるものは、よいものはあまりないので、ぜひ
こっち(イベール:ピアノ作品集(全曲))
をと思うのですが、
あんまり難しくないので、楽譜が手に入れば、自分で弾いてみても、うっとりできます。
意味がわかるような、でもやっぱりわからない!ようなタイトルですが、
著作権がやっと切れた最近の作曲家なので、
調べればこの不思議なタイトルも由来がわかるのかもしれません。
私は「女」も「亀」も忘れて、ただゆらゆらと光るもの想像します。
座間味の阿真ビーチは、遠浅で、波がものすごく穏やか、
「ゆらゆら光る何か」にふさわしい場所でした。
まるで印象派の絵のようなこの海には、海亀もいるんですよ。
海亀のはなしは明日。


本当は山に行きたかったのですが、
どう考えても、働きすぎのオジサマのために、沖縄にしてあげました。
沖縄のどこか、ということは私が決めたのですが、
決めてから、行っても大丈夫なのか?やっぱり、メジャーな島に行くべきだったなどなど、
数ヶ月、よんと、やる気ない気分でいたら、
週発直前に、一泊分、宿泊を予約していないことが発覚しました。
あわてて、その一泊を埋めたのですが、かえって手間がかかっただけでした、台風で行けませんでしたから・・・。
(そういうときは、キャンセル料をとりません、ステキですね。)
そういう私に対し、
オジサマは、島に着くなり携帯が鳴り、仕事です。
これはいつものことなので、もう半ば当然のこと、なのですが、
電話で話す声が、なんだか怒っています。
そりゃー休みの間に仕事をさせられるのは、怒りたくもなりますが、
その口調は、私とけんかしているとき(夫婦喧嘩ですね)と同じじゃないか?と、思いましたので、
それは、ワカモノの心が折れそうな気が・・・・と言いました。
ちょっとは、マイルドになった気がします。
今の40台の人は皆、こんな感じなのでしょう。
多くの会社で、その下の世代がぽっかり空いているようです。
会社、しいては日本と言う国を存続させるため、
怒られても、いつまでもそこでへこんでいてはなりませぬ。
帰ってきてからは、また働きすぎになりそうな勢いで、あの山、この山が遠のきます・・・。
このビーチはミシュランのグリーンガイドで二つ星です。
高尾山は三ツ星です、よくわかりません。
東京都下で子供時代を過ごした私としては、遠足の場所にしかすぎないあそこが三つで、
ここが二つだなんて・・・せめて同じに。。。


旅の目的は、シュノーケリングでした。
マイ シュノーケルを携え、いざ海へというところなんですが、よくわからないのです。
娘は、さっさと自分で納得して、
「もういくらでも、もぐっていられる!」
と言っています。
教えてくれるのですが、ちょっと言葉にしくい感じかも。
私が、
「いくらでも、もぐっていられるかも?」と思ったのは、数時間後、
「いくらでも、もぐっていられる!」と思うには、さらに少しかかりました。
写真を撮るときに、息を止めていると言う話を聞きますが、
私はあれはしてないないと、思っていたのですが、実はそうだったのか?と、疑ったり、
どうしてかなーといろいろ考えましたが、
考えなくなったら、うまくできるようになりました。
自分のどんくささにあきれるとともに、
ガッツにも、めんどくささを感じないでもないです。。。。
でも、次はダイビングしよう!なーんてありえません。
私はよく変わるので、信じられませんけど、そのつもりです、今は・・・。
魚の写真は、近いうちにお見せしますね。


海の色でここがどこであるか、わかってしまう方もいるかも。
行く前、下のほうにある熱帯低気圧が気にかかったけど、気にしないことに。
でもやっぱりずんずん来てしまい、
皆、脱兎のごとく帰っていくのを尻目に、がらんとした島をたっぷり満喫。
人によってはこの体験を、「島に閉じ込められました!」と言います。
フェリーや高速艇の運行は、天気よりも、波の高さや風で決まるので、
私はよく、こんなサイトをチェックしていました。
波が3メートルから4メートルがどうやら境界のようで、
あとは、回復するのか、そうではないのか、などなどの要素があるようです。
これで、これからいろいろな島にいけるぞ!と、ミョウな自信。
写真は、
「明日は絶対、船が来ますよ~。」のとおり、
船が来るのを待っているところ。