
Identificationという単語に出会ったのは、大学の図書館。
当時、図書館に朝から毎日通う羽目になったのは、不勉強ゆえのバツゲーム。
そういう「おばかさん」は、普通の英和辞典では文献など読めないので、
専門の大辞典の英数索引をその代わりにしていた。
Identificationは「同定」と訳されている、こんな日本語は知らーない!
ボックスティッシュ2箱の厚さはある「数理情報科学大辞典(たぶんこんな名前だった)」をバン!と閉じて
「国語辞典!」
と声をあげて立ちあがってしまい、周囲をびっくりさせたことを、今でもよく覚えている。
国語辞典を読んでも、あまりしっくりこなかった、「同定およびIdentification」とのお付き合いは、
そこで終わらず、無事に学校を卒業できてから何年かの間、職場でたびたび目にしていた。
仕事をやめ、植物関係の本をいろいろ読み漁りだしたころ、「同定」という文字が目に入った。
分野は違っても、植物の世界で使われる「同定」の意味をおおよそ理解しつつ、
朝から図書館にいたあの日々が、頭の上から水をかぶったように、突然、リアルに。。。
このところ、うすうす感じていたあるバラの疑惑が決定的になり、では、あなたは誰?と気になった。
同定は、おそらくどの分野でも厳密な方法をとり、その手法が研究対象になるところなのだけど、
専門家ではない私は写真判定。
バラは花だけではなく、葉も、種を特定するための情報をかなり持っている。
「フリューリングスモルゲン」としてきたバラは、たぶん「ブルーマゼンダ」。
間違ったものを売っていたり、送ってきたりすることは、バラにはよくあるのです。

おかしなことを書くけど、怒っている人が好きだ。
もっとも、好ましい怒り方をする人はあまりいないので、
「怒れる人」が好きだと、ちょっとゆるくしたほうが、適切かも。
すてきな怒り方をするのは、もうドラマの中にしかいない。
怒ってはいけませんというふうな世の中になったのは、いつごろからだろう?
話せば、説明すればわかるなんて、やってられない時がある。
けど、今は皆、怒らない。
怒っても、怒り方がまずかったりする。
怒っている時、その人の知性とか素が出ていて、人はそれでびっくりしたり、がっかりしたりする。
怒ってもかわいいらしいとか、怒っても感情的にならないいうのは、
もともとかわいい、かかっこいいは無関係で、人間としてかなり高度なワザ。
上手に取り扱える人があまりいないから、やめましょうってことでしょうか?

自分がナマケモノゆえ、めんどくさいことがたくさんあります。
たとえば、クリーニング屋に行くこととか。。。
で、気になっていた宅配クリーニングを試してみました。
昔から、御用聞きのような感じで、このようなことをやる地域のクリーニング店はあると思うのですが、
使ってみたのは、宅急便で集荷・配達するもの。
かなーり遠くまで、私のダウンコートは旅をして、美しくなってもどってきました。
4500円ぐらいで、ロングダウン2、背広2組、ズボン1というお得感がありながら、
あれ?あそこよりいいかも・・・と、ご近所よりあのお店もよい感じの仕上がりだったので、
残っていた冬物もお願いしました。
最近、こういうサービスはいろいろあるみたいです。
日数が10日から2週間ほどかかるので、デイリーには使いにくいですが、
もこもこかさばり、金額もはる冬物はいいぞー!と思いました。

ゴールデンセレブレーション
この間、デビットオースティンさんの本を読んでいたら、このバラをとても褒めていることを知りました。
すごく自信作なのでしょう。
アジアのはての、半日しか日が当らないマンションのベランダでも、
とても元気がよく、大きな花がバンバン咲きますもの!
蕾がとても大きくて、おいしそうなキャンディのよう。ちょっと食べてみたくなります(えっ?)。

スパニッシュ ビューティー
下から見ました!
ある朝、娘を送りがてら、下から見上げて、
「ああ、完璧だわ!」
と言ったところ、すぐ横を、おばさんがにこにこと微笑みながら、通り過ぎて行きました。。。
ベランダで花を咲かせている方はわかると思うのですが、
床まで、まんべんなく日が射すようなベランダではないと、部屋のほうを向いて咲いてはくれません。
小さい植物なら向きを変えたりすればいいのですが、
(うっかりか、覚悟をもって!)大きなつるバラを鉢で育ててしまった場合、なかなかそうはいきません、
ベランダからは後ろ姿ばっかりです。。。
なんだか、これじゃぁ、片思いの中学生。
バラの正面に、どーしても行きたい。バラの正面で、お茶でも一杯♪
あのバラは、わたしのものなのに、それができないとは・・・なんていう、不幸。

ファンタン ラトゥール&ジャクリーヌ デュプレ&はちさん
ファンタン ラトゥールは、バラのあの香りなのだけど、甘い!
こんなに甘いバラの香りは初めて。
でも、そんないい香りを選ばず、はちさんはジャクリーヌさんのほうへ。
ファンタン ラトゥールは、しべがほとんどないから、花粉まみれになれないから、かな?
バラとたわむれるとはちょっとうらやましい。。。
はちさんにもなってみたい5月です。

ジャクリーヌ デュプレ
さっき、器のヒビを「なかったこと」にしてみました。
やることは、似たような色を傷にコピペするという単純なこと。
昔、花に小さな虫がついていたとき、同じことをやってみたことがあったのですが、上手く行きませんでした。
器はのぺーっと単色ではないので、ほどよくわからなくなりました。
もう一度撮る、というものもアリですが、連絡したり諸々のセッティングが面倒。。。
商品は、販売の依頼があると製作するようだったので、
撮影に使ったサンプルに傷があってもいいのですが、
商品ページの写真に傷ありのものを使うわけにはいきません。
器から一メートル離れてカメラの後ろにいる私は気がつかなくて、
助手として、器をセット、移動して(コキ使われていた)オジサマも気づかなかったようでした。
次回はこういうことにも気をつけないと。。。
今年のジャックリーヌさんは別人です。
今までは楚々と、ひっそりしていたんですけど、
じゃんじゃん枝を伸ばして、じゃんじゃん咲きました。
上の写真は少し前のもので、今では、緑と白の配分が互角かそれ以上ぐらいに、花で覆われています。
いわゆるバラの香りではなくて、ムスクの香り。

ピアノの練習の集中力の話を以前したのですが、
写真のほうはどうかというと、内臓タイマーでもあるかのように、ほぼ一時間。
あまり移動しないで、撮り続けたら、一時間で我にかえるということです。
移動しながら、撮り続けると、もっと大丈夫。
そういう時は気分よりも、首とか頭が先に根をあげます。
週末は、作品&商品撮影でした。
私は、ほんのいくつかを撮らせていただくつもり行ったのですが、
撮っていると、出てくる、出てくる、どんどん出てくる。
私の背後の机の上に、どんどん並べられて、それが
「(うぅっ・・・。)」
と負担に思い始めたころが、一時間でした。
これを仕事には絶対できないわと、思いながら、それから一時間がんばりました。
最初は作品のほうを撮っていたので、これは私的な個展だわと作品を楽しんでもいたのですが、
商品になると、ため息ばっかり。商品がわるいのではありません、私の腕と気力に対して。
人物を撮っているほうが、気分的は楽しいです。

(実物を)見ないで買うと失敗するのは、服や靴だけではなかったのでした・・・。
結構楽しみにしていたので、本を開いた時、漢字だけのページに、
「うぅっ・・・。」
と頭を抱えました。
日本で出版された本がすべて日本語とは限らない。タイトルからだって、わからないもの。
この本は辞典なので、引くことは日本人ならとりあえずできます。
娘を見ているとつくづく思うのですが、日本人は漢字の勉強に相当な時間と労力を使ってます。
それは、
おばさんになっても(ある程度は)忘れなくて、
子供の持ちかえった漢字テストにあきれて
「もっと漢字を書きなさい!」
と、怒れるほどです。
ハングルは不思議な文字ですが、ハングルが生まれる前の韓国では、漢字を使っていました。
今では漢字を書けない読めないのが結構普通で、
それが日本で言うところの「おバカ」ということにもならないのでしょう。
日本でも、漢字をやめてしまおうという議論もあったそうですが、
やめてくれなくてよかった!と思います。
気を取り直して、辞書とネットを使いまわすと、この本に挑んでいけるようでした。
日本語を書いたり読んだりするのは、たぶん難しいことなのだと、逆に知った日でした。

ナニワイバラ
やってきて、数年。
一度も花を咲かせないまま、とても(いや、無駄に)大きくなった、ナニワイバラ。
今年初めて(やっと!)咲きましたが、たった一輪。
これだけ大きくしたのだから、何十、百は咲くだろうと思っていたのにッ!!
「何かご不満でも?!」
と声をかけてみる。。。

写真が趣味のような人は、ほぼテツだという話を、何度か聞いたり読んだりしてきました。
私は違うだろうと思ってましたが、ここ数年、やっぱりそうかも。。。とひそかに思い始めました。
この間、戦場カメラマン(渡部陽一さん)がテレビに出ていらしたとき、
窓の外を電車が通ると、話をやめて、さりげなく自然に撮っていらしたんですね。
その行動にすごく納得したんです。
とはいっても、近所の踏切ぐらいでは、カメラをぶら下げていても私の手は動きません。
これからどこかへ出かけようと、
東京駅の新幹線ホームに立っていると、ちょっとむずむずする感じ。
電車に乗ってしまえば、そこから撮るのが好きなこともあって、ノリテツかも。
このブログには出していないけど、旅先で見たことのない電車をみると、ほぼ撮っている。。。
去年、SLを見た時、、乗りたいなぁと完全に思ってしまったので、絶対乗るな。
結構、いろいろな場所で走っているんですよ!
ちなみに上の写真の電車は、車から撮ったのですが、実は二年ぐらい前に乗ってます。
バスで帰りたくないと家人が言いだしたので、急遽変更して。
都会を走る電車にはない、なつかしい乗り心地で、
たぶん車高(電車でもこう言うのでしょうか)が高いせいで、
視界が広いような気がしました、もちろん景色のせいもあるとは思うのですが。

「チーバくん」の全国的な知名度は、それほど。。。かなと思う。
でも千葉県に住んでいる人はかなりの確率で知っていると思うし、
子供なら、さらに知名度はあると思う。
わかりやすいところで言うと、
「した」がディズニーランドのある浦安、「はな」がお醤油の野田という、
千葉県の形を体現したすばらしいキャラ。
私もこれまで何度も遭遇したけど、写真を撮ったのは、はじめて。
お店の中ではカメラを出しにくいのですが、みんな撮っているので、私も違和感なく。
でも、こんなところで出会うとは。。。

海が見えるレストランで食事会。
ここはデパートの10階!
横浜って、そーゆところなんですね。



見に行きたくなって、出かけた休日。

明日から雨らしいので、せっせと家でバラを切る休日です。
ベランダの手すりからびゅよん!と枝を放っているので、
そのままでは風が吹けば花が散り、きっとお小言が。。。
雨が降らなくても、散る前に、やっぱりせっせと花をつまないとなりません。