
化粧品などを、対面のカウンターで購入するのが、昔から苦手で、
あんまり、なじみの場所ではないのだけど、欲しいものがあって、デパートへ。
あそこにいる女の人は、間違いなく、みんなキレイ。
それを十分、わかっていたけど、
私はびっくりした、あんまりにも美しいブルーが、まぶたにあって。
その色は、ラピスラズリ、ウルトラマリン、ペルシアンブルー。
あるいは、飛行機に乗って何千メートル上空、快晴なら出会える、空の色・・・。
人の肌に、色としてのっているのが、不思議なくらいで、見入ってしまった。
そんな刺激的に強烈なブルー、通常のメイクとしては、ありえないのだけど、
その場所に、
衣装である、そのブランドのコスチュームというか制服に、
すべてがきちんとした、その人にマッチして、
こちらも、なんだかよいものを見せてもらった・・・ぐらいの気持ち。
その時、私に余裕があったら、よかったのだけど、
あのアイシャドーは、そもそも、どんなものなのだろうかと、
おねえさんたち、ヒマそうだったから、聞けばよかったと、あとで思うばかり・・・。
行きつけの美容室に行くと、担当の人(男性)の髪が、金色。
ゴツくない、やさしい感じの人なので、実によく似合う!
じゃ、私も金髪にしたいとか、そういうことじゃなくて、
その人らしく、はじけてるのが、うらやましい。
いたずら、というか、遊んでみましたと、おしゃっていたけど、
そういうことをしても、少しもいやな感じを与えないので、私は安心して、この人にまかせている。
こういう人たちの、自らのパフォーマンス、
こちらは、メッセージとして見ると、おもしろい。
私が、着物を着ようと思ったのも、こういうふうに使いたかったからなのだけど、
こちらは、まだ冒険している段階・・・。

ファンじゃないけど、マイケルジャクソンというものを知って、いや、見ておくべきだと思って、
娘に、スリラーを見せたら、
「怖いよ~、夢に出てきそうだよ。」
と言いつつ、見入っていた。
私だって、このPVを、初めて通して見た。
怖そうだけど、何が起こるのだろう・・・と見てしまうような、ワクワクする感じ。
古い手だけど、ちっとも古くなってない。
映像の内容とはウラハラに、マイケルはカッコイイをはるかに通り越し、
優雅な感じさえして、バレエを思い出したくらい。
いや、どこかの一流バレリーナだって、彼の前では、かすんでしまう!
今も昔も、たぶんこれからだって、彼の代わりは、いない、
スリラーも、ムーンウォークも、彼のやったことすべては彼のもの。
そして、なんだかんだ言いながら、私も含めて、なんだ・・・みんな、好きだったのね・・・かなり。

さっき、宿題で詩を朗読していた娘が
「・・・なみだは うみのはじまり」
と、読んでいたので、それは、納得できないな、書くなら違う言葉だな、と。
納得できない言葉でも、わけのわからない妄想でも、美辞麗句でもなく、
するんと、つめたいしずくのような。
先生から配られる「詩」は、なんだかあんまりいいものはなくて、
宿題として朗読を聞かされる身としては、うんざり。
日本に、ザ・俳人、ザ・歌人はあっても、
ザ・詩人って・・・廃れる伝統芸能のような感じで、今ではおひとり、「あのかた」だけじゃないかな、と?
急に暑くなったので、エアコンをつけようとしたら、動きません、・・・・暑いです。

今日は、何日から前から決めていた、着物で出かける日。
誰かと約束なんかしてしまうと、焦るので、なーんにもない状態。
着ても気が向かなかったら、外出中止・・・ぐらいで、支度をはじめました。
着つけているときは、
「暑いな・・・。」
と、思っていたのですが、
着てしまうと、暑さは感じなくなったし、お太鼓がすっきりペタンコにできました。
身体の厚みを感じさせないように、すっきり着たかったので、ベリーグッド!
「よし、このまま何も考えずに、そこのバッグを持って、草履をはいて、ドアの外に出よう・・・。」
持っている草履が、白一色かと思っていたら、(礼装用の)金が入っているもの。
「あらまぁ・・・。」
と、おもったのですが、草履を脱ぐようなところへは、今日は行かないし、
「・・・足元までしっかり見る人は、そうそうおるまい。」
と、その草履で、外へ。
駅に行って、電車に乗って、行きたかった某所へ。
今日の午前中は、それほど暑くなかったので、それもあると思うのですが、
思ったほど、夏の着物は暑くない、です。
電車に乗ると、冷たい空気が、着物のあちこちから入ってくるのがわかります。
単衣の着物より、タイトなジーンズのほうが、今日は暑いだろうと思いました。
でも、最初は暑かったのです・・・それは自意識過剰のせい、たぶん。
一時間も外にいると、慣れたようで、
(気のせいでしょうけど)もう、(自分で着たときの)着物でお出かけは大丈夫、と思いました。
この間、母に、
着物を着るために、お茶やお花をやったら・・・言われたので、
それは、ちょっと勘弁・・・と思いましたところの、ミッションでした、終了(笑)。

六月も半分、終わってしまいましたけど、ジューンブライド。
最近は、
お料理は、温かいものは、温かい状態で出てくるし、
披露宴に出た人が、持ち帰ってくるのは、お茶菓子ぐらいで、
引き出物は家で選ぶのが、あたりまえな感じですね。
高校時代の私のニックネームは、なぜかいろいろ。
私服校に通っていたので、
着る服やヘアスタイルによっては、日本人には見えない!と言われると、たちまち
「キャッシー」
というあだ名。
当時、髪にリボンをつけるのがすごく流行ったんです。
リボンを1メートルぐらい買ってきて、結ぶのです。
髪が腰まであったわたしがやると、いつのまにか
「お嬢」
と呼ばれていました・・・・思い出すと、へんな気がします ^^;)
私を「お嬢」と呼んでいた友達のうち、
実はホンモノの「社長令嬢」がいて、その披露宴は、すばらしかったです。
場所もすごいところだったけど、来てくれた人のために、
たくさんの時間と手間(当然お金も・・・)をかけたことが、すごくよくわかるものでした。
だけど、お色直しは、あっさり一回。
シックで、シンプルな紺色のドレス。新郎のほうは、変わっていなかったような・・・。
「もう、私を『お嬢』と、呼ぶなよぉ・・・!」
と思いつつ、すごく気分よく帰ってこれました。
自分たちのことは、さておき、
来た人の満足感を追及することって、すごく重要・・・と、しみじみ思いました。
一方で、最悪だぁ・・・と思ったこともあります。
お料理のサービスが悪くて、粗相があちこちで、何回も・・・・見ているだけで、いい気分ではなく・・・。
いろいろなことに、通じていそうな披露宴です。

だいぶ前、「蕎麦をすする音」が話題になりましたね。
あれ、私も、気になりだして、止まらなくなったことがあります。
ここは日本なんだし、それはどうだっていいのだ!と、思いたいのだけど、
どこか、納得していないようでした。
テレビを見ていたら、大泉洋さんが、蕎麦をいただくシーン。
さすが俳優さん、すする音さえも、さわやか。
音と、食べる勢いが一致していて、そのあとの
「おいしい!」
という言葉が、すんなりこちらに入ってきました。
若い女性に許されるイロイロは、(うんざりするほど)たくさんありますが、
何も考えずに、蕎麦をすすれるのは、若い男性限定なのかも・・・?
あるいは・・・
単に私の好みだった?
これを書きながら、気がついて、
大泉さんのプロフィールを見ると、弟と同じ年なので・・・そんなにお若くないのね、ふーん。
しっかりしてなさそうで、しっかりしていそうな感じ、嫌いじゃないかも(笑)
落語でも、そばをすする話がありますけど、
やっぱり、かなり研究するんでしょうか・・・。

わざわざ「梅の酢」と書いたのは、
梅干しを作るときにできる「梅酢」とは、違うものだからです。
上の写真は、青梅+酢+氷砂糖(+ちょっとの 塩)。
半年ぐらい経つと、さっくり簡単に言えば「すし飯のもと」ができます。
これは、オリジナルじゃなくて、沢村貞子さんのエッセイから。
この本、私の手元にあるはずなのですが、もう十年ぐらい見当たらなくて、
しかも、毎年これを作るわけではなかったので(一度作ると、数年はもつ。)、
もう、レシピは適当になってます。

もう毛布はしまってもいい頃。
エアコンなんかも、暑ければ使ってしまう頃ですが、
今年は、どっちもまだまだです。
外では夏の花の代表でもある、たちあおいが、がんばって咲いているんですけど、
続けて毛布の話を書いてしまいます・・・今年の冬、とってもいい毛布を見つけました!
首のところがU字に深く、くくれた毛布、よかったですよ。
通常の毛布よりかなり長いので、
扱いにくいと言えば、そうかもしれないのですが、
肩が寒い・・・と思うことは、なくなりました。

上の写真は、最近の「こどもとうげい」。
(親ばか丸出しですが)いいです。
「おじさんとーげい」もあるんですけど・・・それは私の興味の対象外になりました。
娘は、「ねんどあそび」からはじめて、湯呑をいくつか、お皿を一つ、そしてこの花瓶です。
おじさまは、なんだかもういろいろつくってます。
毎週、通いだす前、先生とお話したとき、娘がやるのには、ちょっと早いような気もする・・に対して、こうおっしゃったんです、
「・・・子供のほうが、ずっといいんです、ぐんぐん伸びます。
大人の方は、最初からうまく作ったりしますが、あとが・・・。」
このあと、何と言われたか、具体的に覚えていないのですが、
「知が働く」とか「素直でなくなる」、そんなことだったと思います。
この時は、娘だけを通わすつもりだったので、先生は普段から感じていることを、
そのまま伝えてくださったのだろうとおもいます。
先生御自身も、「いいおとな」になってから、始められたので、
自分の問題でもあったことも、あるかもしれません。
ピアノの発表会でも、素直に聴いてられるのは、「ちいさなお子さん」で、
小学校高学年もなると、
「ちょっと、なぁ・・・。」
と思うことがあります。
そのくらいになると、
本人の意欲もすごくあるから、むずかしいものを弾きたいという気持ちはわかるし、
わりに規模の大きなものを、先生が与えても、別に普通ってことも、知っているけど・・・。
生徒をたくさん抱える先生だと、これが何人も続くこともめずらしくないです。
お互い、ライバル、切磋琢磨しているな・・・とは、思うのですけど、まぁ・・・、
これは私が意地悪なんです。
発表会に向けてたくさん練習をしてきたことを知っている先生や親御さんは、
もっと良心的に聴くでしょうし、
そもそも人間の成長のモデル、
私も、あなたも、一般的に、こんなところなのであろう・・・と。
「おじさんとーげい」は「マグカップ」だったのですが、それを見るなり、
先生の話と、上のような発表会の
「ちょっと、なぁ・・・。」
を思い出しました。
過剰な自意識、作品を作るときには、ホント、ジャマで、
「ちいさな こども」に戻るというか、
それがどういうことなのか、探る必要がありそうです、ちょっと肝に銘じておこう・・・。

番組表を見て、特に狙っているわけでもなのですが、
テレビに秋元順子さんが出てくると、見てしまいます、
ニコニコと、笑顔がすばらしくいいなぁ、と。
(失礼だけど)あの年になっても、あんなにいい笑顔を保ってられるのは、いったいどういうことなんだろう?
若いころからの、努力かなぁ・・・・。
そのわりには、秋元さんの歌を聴いたことがないのですけど(たぶん 笑)。
たぶん年のころは、同じぐらいでいらっしゃるのかと思うのですが、
いしだあゆみさんが雑誌の中でおっしゃっていました、
「笑顔にまさる化粧はなし。」
半月前ぐらいの、メールのやり取りですが、
「気にしないで、堂々と、ニコニコしてればいいよ。」
の一文。
笑顔の威力は、(私が)思っている以上に強力で、(これから)さらに磨くべきこと、かも・・・。

さすが!この季節の女王、です。


マンションの改修工事中、ベランダに出しっぱなしの大きなバラたち、最後の半月ほどは、なんと!
手すりを越えて、足場に移動されていました。
カーテンの隙間から、それを見たとき、
あまりのことにクラクラしそうな感じと、一体どんな怪力が・・・と。
それからしばらくして、そんな目にあった植物は、私のところだけじゃなかったことが発覚しました・・・
上から落ちて来たんですよ、コニファーが!
ある日、
「ドサッ!」
と、すごい音。
外を見ると、目の前に、鉢の形にすぽっと抜けたコニファー。
(私のバラ達は、そんな目にあわずに、無事に返ってきました。)
住んでいるマンションのいいところは、
組合の当番やら、会議のようなものが、一切ないこと。
だいたいのことは、プリントや電話で済んでいます、
「コニファーの主さん」が、一手にやってくださるからです。
その方がおっしゃるには、
この次、大規模な工事をするのは、(10年後がベターですが、あえて)20年後にしましょう、とのことでした。
ベランダは、すっかりガラガラ。
アジサイは、もちろん欲しいなぁ。「かしわばあじさい」も・・・今から、20年、遊べます。

この春、三脚のおじさんばっかり集まった、チューリップの花壇で撮っていた時、
おばさん二人連れに声をかけられたんです。
カメラはどのくらいの重さとか、疲れないかとか、そんなこと。
カメラをお持ちではないので、
ちょっと不思議な質問のようでしたが、
周囲のおじさん達の気配は、ちょっと息苦しいほど壮観。
じっと一か所に構え、機材ともどもずらりと並ぶ間に、機材を競うような気配も、明らかにあるんですよ。
そんな中、ぽつぽつと質問が続いたあと、
「こんな素敵なところで、撮るなんて、いいわぁ!よいご趣味ですね。」
と、微笑まれて、私から離れていきました。
「よいご趣味」というと、(わざわざ書くまでもなく)あんまりよい後味がしないことが多いのです。
この時は、
どこか高揚した気分から、ふっと出たような新鮮さと、
明るく素直な口調から、いやな感じはすこしもしませんでした。
そのお二人の間に、師弟のような上下関係がある雰囲気もあって、
なにかクリエイティブなことにかかわる人の率直な感想なのだろうと、思いました。
私に質問をするのは、もっぱら「師」にあたるらしい女の人で、
もう一人の方は、その人より少し若く、「質問」にも「答え」にも、大きくうなずき、
終わると、「師匠」に寄り添いつつ、後ろからついていかれました。
まぁ、でも!
この時は、自分のやっていることを「いい趣味」だなんて、少しも思っていなかったので、妙な具合でしたが・・・。
ブログをお休みしている間に、やっぱり「いい趣味」なのだとと思いました。
撮ることで一番メリットがあるのは、(言うまでもなく)私。
守られている感じ、と書くと、バリケードのようなものを想像されるかもしれません、
そうじゃなくて、「ふかふかおふとん」のようなもの・・・だから、いい趣味なのです。
花菖蒲は、早くも見ごろが数日で終わってしまいそうな気配でした。

すっきりしない天気がだらだらと先月から続いています。
梅雨入り宣言なんて、以前ほど意味をもつものでもないのかもしれません、
お天気と大いにかかわりをもって生活している人たちには、
すでに梅雨時みたいなものでしょう。
車いすの生活をしているおばあさんから、訳あって、私のもとに雨コートが(頃よく)届きました。
雨コートというのは、着物が一揃えできたら、
次の着物や帯を手に入れる前に、持っておきたいものなのだろうと思います。
「ちょっとの雨なら、濡れていこう。」
とか、
「折りたたみ傘があるから、大丈夫。」
とは、いかないのが着物。
何年か前、友人の結婚式に出かけようと、着つけの先生にお願いしたら、その日は曇りの日。
先生は、雨コートを持っていない私に、押しつけるように貸してくださいました。
降られて用意がないのは、万事休す、ってことなのでしょうね。
そんなことがあっても、着る頻度が高くないわたしは、相変わらず持っていなかったので、
「ヤッター!!」
なのですが、いろいろなことを考えてしまいました・・・