
美容室へ行ったのですが、そのお店ははじめてでした。
しばらくすると、若い男の子がやってきました。
彼もやっぱり初めてで、しかも初めて髪を染めるようです。
明後日が入学式だそうで、美容師さんはどこまで通うのと聞くと、
ある町の名前を答えました。
そこで私は(おお?!)となりました、母校がある街だから。
彼の返事は固く、それは緊張しているせいだと思うのですが、拒絶の感じはなく、
「後輩」であることに、ほぼ間違いないと確信しました。
数年前、娘と一緒にオープンキャンパスへいくつか行きましたが、
大学や学部によって、人の雰囲気がまるで違うのです。
私のそういう分類からいうと、彼は母校にいそうな感じでした。
その街には母校の他に、他校の分校舎があるのですが、
授業の多い一年生が小さいキャンパスだけに行くとは考えにくく、
帰ってから調べると、母校の入学式はやっぱり明後日でした。
美容室で自分の後ろにいたオバチャンが先輩だとは、1ミリも想像しないだろうな・・・。

周囲に起きた、いくつかのことから、
「これは、ゆくゆくこうなっていくのかな?」
と、少し先のことを(自分の意志とは無関係なところで)感じることはありませんか?
こういうのは若い頃は全くわからないと思うのです。
「いい/嫌な予感」などとも違う、もうちょっと大きな流れみたいもののようです。
そういうものを感じたときには、
流れに乗ると、だいたいうまくいくこともやっぱり経験上わかっているので、
良し悪しを判断せずに、流れを眺めるように過ごすことにしています。
猫が来る前は、一ヶ月ぐらい前から「あれ?猫飼うの???」という感じでいたのです。
こんな「思い過ごし」とか「気のせい」かもしれないことが、あってもなくても、
猫は私のもとに来たようでした。
今、家にいる猫を、二年前から(!)知っていました。もう立派な成猫です。
私が欲しいと電話したその翌日、希望者が現れたそうで、
「よかったですね、この子は人気者だったんですね。」と言われました。
私は唖然としつつ、この一ヶ月ぐらい感じていた「気のせい」が、
単なるは気のせいじゃなかったと確信しました。
その一日遅れて現れた里親さんのもとには、よく似た別の猫が行くことになったのですが、
連れて行ったものの、里親さんの事情でその子は施設に戻ってきたそうです。
もし空気清浄機の前で猫を飼うことを決心せず、その方にもらわれていったら、
ものすごいショックだっただろうと思うのですが、そうだとしても、
里親さんの事情なら、同じようにすぐに戻ってくるのです。
そしたら今度こそ、迷うことなく決心して、
「よし!是非、うちに!!」と、すぐに電話したでしょう。
どのみち、私は猫を飼うことになっていた、これはもう運命。。。
そうやってやってきた彼は、ノラだとは思えないような容姿自慢ですが、
本棚に隠れてまだ出てきません。
私はわかっていましたけど、猫と生活をしたことのない家族はがっかりしています。
なかなかつらい時間で、後悔しそうになりますが、
この子はどうやったって、うちに来ることになっていたのだと、自分に言い聞かせています。
彼の写真を撮るのはまだまだ先です。

前撮りをした時、美容室から帰ってきた娘の帯締めと帯揚げを解いて、直しました。
ありえないくらいカッコ悪いのだもの!!
(上の写真ではありません、これは私が着せた時のものです。)
うっかり忘れていた、着付けの先生を家にお呼びするようになった理由を思い出しました。
「美容室でお願いすると、ほぼダメである。」
着せられる身でも、その良し悪しはよくわかるものです。
この「ほぼダメ」を散々体験したあと、ホテルで着付けをお願いしたことがあったのですが、
それはそれは、もう、大変お上手。
これが今日までの、着物を着る事に関する運命を決めてしまったようでした。
・もう、専門家に頼もうと決意する。
・何回か、近所の着付けの先生をお呼びする。
・その方が引っ越し、最後に言われたことは「あなたなら、もう自分で着れるわよ。」
・自分で着れるようになってしまったら、テロっと結ばれたものが非常に気になる。
・娘に「今度は、ママが着せてよ。」と言われる。
それは無理だなぁと、言ったものの、調べてみると、結構いっらしゃるのです、
自分で着れる程度のお母様が、娘の振袖を着付けてしまうことが!!
成人式は中止、振袖で友達にも会わないというので、
もう一回、写真を撮る機会として、挑戦してみました。
思ったよりハードルは低いです。
襟の具合などサックとできて、自分で着た時、なんであんなに悩む?と思いましたが
問題は想像もしないところにありました。
自分の娘なら、紐でも帯でもギューギューできるだろうと思ったら、
「ゆるい!」
と、何度も言われてしまいました。
美容室のお姉さんは、容赦なくギューギューしてきたそうです。
私は娘に対し、総じて甘いかったような気が・・・。
勉強熱心で上手な美容室の方と出会えたら、ラッキーです、
美容室が乱立する都会ではまれでしょう。
残念なことが多いのは、ご自分で着ない、着れないからのようでした。
どうしてそうするのかとか、いろいろな具合とかが、身体に落ちないからだと思います。
他装する方は皆、自分でも着れるかと思っていたら、
娘を担当した美容室のお姉さんは、はっきり
「できません!」.。

私の裁縫箱はクッキー缶。
小学校で買ったものをそのまま使われている方も多いと思います。
細々と決められた場所にきちんとしまうことが、私はイラッとします・・・。
多分、そんなに裁縫が好きじゃないのでしょう、
終わったら、ざっくり、さぁーーとしまって、次に行きたいのです!
これまでの「ユーハイム」の缶は、表面が軽く膨らんでいて、
ガサツな私の無理をかなり聞いてくれたので、同じものをと思ったら、
最近は箱に変わってしまったようです。
がっかりしているところで、「ヨックモック」でとてもよいものを見つけました。
中身もすごく美味しかったです!

ピアノのレッスンを再開したので、先生のところへ行くと、初体験が待ってました。
マスクをしてピアノを弾くあるいはレッスンを受けるということ。
これは想像より大変でした。
そのうちボーっとしてきて、集中力がなくなってきます。
座って、(私はどちらかというとあまり上半身を動かさないで)
手を動かしているだけなのです・・・、
部屋は十分涼しく、風も通るのですが、マスクして歩いているほうがラクです。
先生はマスクにフェイスシールドまでなさって、立ったり座ったり、
私より更に疲れそうでした。
学校の中でも、あれこれ対策をしているようですが、
スキのある(ツッコミどころ満載の)妙な過剰さが気になり始めました。

振袖が届きました。箱を開けた時、
(こ、これはもしかして・・・伝説の「ウコン色のフロシキ」じゃないか!)。
私の思う「ウコン色」は黄土色に近くて、
この色は、よく知ったものでいうと「善逸君カラー」ですけど、
呉服屋さんが使うというアレだな、というのはすぐにわかりました。
存在と用途は知っていましたが、私が着物を買ってもついてくることはなく、
実物とその目的は知りませんでした。
ウコンで染めたフロシキには防虫の効果があるようで、昔から使われるようです。
色からしておめでたい感じがしますから、振袖を包むものとして特に選ばれるのかな?
なので、今日の主役はフロシキ、中身はいずれ。
来年の成人式はないでしょうね。
私はまたしても写真館に行って撮ってもらおうなど微塵も思ってないので、
どこで撮るか思案中、思案中・・・考えがまとまりそうにないです・・・・。

冬の後、長いこと外に出ていなかったので、ある一つの懸念がありました。
決心して、「もっとも細いスキニー」をはいてみることにしました。
足がむくんだりすることがあまりないので、いつだって、足はするっと入るのです。
問題はそのあと、ですね。
最後まで着用することはできたのですが、太もものあたりや腰回りがビミョーでした。
皆様も、「ひきこもり生活の成果」をお試しください。
写真は、ばさっと落ちたイングリッシュ・ローズです。
桜のようにハラハラ落ちないし、花首ごと落ちる椿のようでもないけど、
このまま掃いて捨ててしまうのを、ちょっとためらいます。

先週、手芸店の前でご夫婦を見かけました。
奥様は、ハギレコーナー、
ご主人は落ち着かない様子、顔のあたりをもぞもぞと触っています。
すれ違うとき、ちらっとご主人の方を見たのですが、
ちょっと小さめの、柄の可愛いマスクでした。
男の人は無地の白いマスクのほうがいいのでしょうか。
ということで、立体マスクを作ってみることにしました。
やっぱりこちらのほうが、きれいに作りやすいです。
平面のマスクは、普段裁縫しない方でも、
おしまいまで手順の想像がつきやすいので簡単な感じがします。
が、平面だからこそ、いろいろなアラが明らかに。。。
立体マスクは難しそうですが、意外にも簡単でした。
私の参考にした型紙がスタイリッシュだったので、若い人にいいかもと、
着なくなったタンガリーのシャツで、娘用に作りました。
立体マスクは、柔らかく薄い生地(Wカーゼなど)より、
多少ハリのあるもので作ったほうが、やりやすいです。
立体マスクは上下がはっきりあるので、小さいワッペンをつけました。
こう撮るとすごく目立ちますが、耳のすぐ横ぐらいになるので、
装着時はあまり見えず、子供っぽくならないはず。
数は揃ったので、もうマスク作りはおしまいです!