川原のバスケットボールと怪しい二人 (2007 蔵出し6)
海へ
写るんですおばさん

よく晴れた秋の日。さざんかが早くも満開でした。
「撮ってください。」
とカメラを差し出されるのは、よくあることだと思うのですが、昨日の依頼はミョーでした。
私に差し出されたカメラは「写るんです」。
コスモスと一緒に撮ってくださいという50代ぐらいのおばさん。連れの方はなく、ひとり。近所を散歩しているような服装ではなく、会社に行くようなキチンと感じは、とても丁寧な言葉遣いとぴったりしていました。
太陽光線がちょっとキツイので、撮る場所を私が目で探していると、ご自分で順光の位置にさっと立たれて、
「このへんでしょうか?」
写真を撮る人なのかな?
「顔はどうでもいいので、全身をいれてください。」
それが「おや?」と思ったはじまりでした。
時間スタンプ

今日はどうしてこんな写真かというと、
数分前、この場所より手前で座り込んで猫を撮っていると、カートを押しつつ犬をつれているおばあさんが、猫を見てぶるぶる震えだした「わが子」に
「この子達(猫)は、ちょっと前はちびちゃんだったのよ、あなたがこわがることはないわ。」
といってすぎてゆきました・・・たしかに。
電燈の足元ぐらいにいる猫に手を振っている親子と、数十分後、私はもう一度遭遇します。スーパーに行ってきたようです。やっぱり坊やは猫に触っていました。その様子がかわいいので、撮りたいなぁと思うのですが、写真を撮るために人に声をかけたことがない・・・ので、このときは撮りませんでした。最後には猫を追い回して、お母さんにしかられていました。
高校生らしきカップルが同じようにカバンを背負ってほほえましいですね。年頃の男の子がよくしているずるずる下がったズボンがどーしてもかっこよく見えないわたし、まっいっか。
奥の工事現場は、国宝の五重塔です。桜の開花に工事終了が間に合わないだろう・・・と。終わってシートがはがされたとき、今まではなかったみょーなものがついていないことを、去年から願っているのでした。
にほんはへいわだぁ・・と思う晩冬の午後でした。
先日お知らせしたプレゼントですが、まだ2,3部の余裕があるので、もし遠慮なさっている方がいたしたら、どうぞ、お待ちしております。
遠いから送ってもらうのは・・・とためらっている方もおられるかもしれません。欲しいと思った方のお手元へ届けられたらいいなぁと思っております。一冊は海を渡ってはるばる、本当に長いタビすることに!そうでなくとも一冊、一冊がわたしのもとから旅立っていくのですが・・・そんなことを考えるとなんだかとてもわくわくします。
この種のメールは書きにくいだろうなぁと思っていたのですが、そんな中をあえて希望してくださった方々のパワーをいただきつつ、完成させていきたいと思います。ありがとうございます。
陽気にさそわれて

ふたりは親子だと思われます。おばぁさんのほうは足が少し悪いようです。ずっとついていったわけではないのですが、家族の空気がただよっていました。
私の母は「あなたのこの着物、私が着れるわね!」なんていうくらいまだ若いので、こんな日がいつ来るのだろうと、こういう役目は私を通り越して私の娘がしそうです。
この写真だけ見るとなんでこんなさみしいところを・・・、という感じですが、ここは寺の裏のようなところで、二人の行き先には大きな建築物があるのです。私は椿を見に来ました。頭上には落花がないとその存在に気が付かないほどの、とても大きな椿の木があります。








