
数年前、鹿児島に行ったとき、「あれ?」と思うようなところに、
カラフルに塗られたアップライトピアノが置かれているのを、数箇所で見かけました。
でも、弾いている人を見なかったのです。
ピアノを長いことやっている(けどヘタな)私も弾こうとは思わなかったです。
テレビで「駅ピアノ」という短い番組を何度か見たのですが、
外国の人は、なんて気楽に、なんて楽しげに弾いてしまうのでしょう!
さらには、弾き語りをする人の多さとそのウマさといったら!
歌いながら弾くっていうのは、難しいのです。
鍵盤楽器をやらない人にとっては、左右の手が別々の音を奏でることが驚きかもしれませんが、
できるようになってみると、なんでもないこと。
たぶんこれだけなら、大人の方が、ピアノをやり始めた子供より、うんとはやくできてしまうはず。
けれども歌いながら弾くっていうのは、脳みそがもう一個必要な・・・。
考えるだけで頭が混乱してくるので、幼稚園の先生の真似事のようなことでも、無理。
最初に書いたとおり、日本にも街中にピアノはありますが、
弾き語りする人はあまりいないだろうなぁ・・・。
日本人は私を筆頭に誰がなんと言っても歌がヘタクソですから!

はじめは雨で、そのうち雪になったでしょう。
道路には積もらず、そのうち東京ではかなり珍しい、さらさらした雪が。
地上付近は暖かったらしく、結晶のデザインはあらかたこわされ、
十字か棒状のものがたくさん見えました。
私は簡単に、ベランダで観察です。

「もう撮れない」とは、
この場所が変わってしまったからではなくて、撮った私が変わってしまったから。
なんでもいいのですが、何かを始めたある一時、とても楽しい時期があります。
それが三ヶ月なのか、三年なのか、いろいろあるでしょう。
私の写真のそれは、三年以上はあったと思います。
上の写真は、その頃に撮ったもので、今はこの位置から立って見ようとも思わない。
だいたい雪が降ったぐらいで、もう私は外に行かない。
昔はまさに「犬」のようだった。(今から「雪やこんこ」をおしまいまで歌ってね。)
この写真は自宅から、7~8分のところ。
東京の雪は日常を変える。
先日、コンクリートの河原に生える強くて(つまらない)植物を、
熱心に撮っているおばあさんを見ていて、今は何を撮っても、楽しいだろうなぁ・・・・
と、公園に行っても何も撮らずに帰ってきた私は、そんなことを思いました。

高校生にもなると、いつも上から目線の親もウザイだろうと思いまして、
時々ふざけて、5歳児キャラを作りまして、
「5歳なので、早寝します。」
とか
「5歳なので、ガマンできません。」
と言いながら、夜中になにか食べていたら・・・なんと!
なおみさんが、
「昨日までは3歳だったけど、今日は4歳・・・。」
とかおっしゃっていて、びっくりしました。
なおみさんと、私の設定はかなりの違い、
それを自分の向上のためなのか、言い訳のために使っているのかという点がありますが・・・。
テニスはよくわからないけど、私の「なおみ愛」はさらに深まり、
パールのピアスも、ピンクのサンバイザーも欲しくなりましたが
(5歳児はすぐにヒトの真似をしたがるのっ!)、
おばさんがパールをしたときの「カッチリ感」は今どきビミョーだし、
サンバイザー、私はいつ使うの??
サインほしいなぁ・・・。

前回のこの話の続き。
プランDかな?と思ってそちらに進もうとしたら、
予想外のことがありまして(何が起こるかわかりません!)
プランAでいくことにしました。
「(大手予備校の)センターリサーチ」が出る前でしたが、
「ママリサーチ」では、まぁ大丈夫でしょうと思いましたので・・・。
これは私立受験のこと、今回は国公立。
タイトルの通り、今回はプランAしかありません。
もう一年以上前から、わかっていることで、
センターで失敗しようが、大成功でも、変わることなく、プランA。
先生は、娘に限らずどのお子さんにも、なぜか地方大を強力に勧め、
「本当は〇〇大に行きたいのに、先生に言えなかった・・・。」
とか、あるようです。
娘は一応自分の主張して、でもやっぱり主張してくる先生に対しては、
(はやく面談を終わらせるために)おとなしく聞いていただけと・・・。
センセイの人生じゃないから!
はるか昔、センター試験を受けた私は、プランAかBで、迷った記憶があります。
要するにプライドか安全か?なんですけど、プライドが勝ちました。
しかしプライドほども勉強せず、ふわふわと落ちたのですが、今はその大学はありません。
長い時間が経ってから、落ちてよかったかも?と思いました。
ほかにもエピソードはあるのですが、私が大学受験で学んだことは、
その時の希望どおりが、長い目で見たときベストじゃないってこともある!ということでした。

「〇〇高校の先生が、大学の門のところにいて、お菓子配ってた。」
「生徒に?」
「そう。」
センター入試に、わざわざ先生が応援に来てくれる学校もあるようです。
娘の学校も、同じことを数年前まではやっていたらしいのですが、今はしてないようです。
「先生に来てほしかった?」
「まさかー!」
娘の担任はセンター前日に、かなりの長文の、
二日目の翌日は、ほんの2,3行の挨拶程度のメールを送ったようでした。

去年(シュレッダーに掛けられた絵)、そしてこの何日かも話題のバンクシーさん。
日本の一般家庭にあっては、どこかポエティックな気配も。
この男の人はテロリスト風で、投げようとしているものは花束より、
爆弾のほうがふさわしい、というかそれが現実。
オリジナルは、パレスチナに。
このそばにある「世界一眺めの悪いホテル」に泊まって、
いつか私も壁に落書きをしたいと思います、ええ、自己責任のたび。