
駅前の24時間スーパーへ、朝10時前ごろに行くと、
パートらしきおばさんたちの声が聞こえてきました。
茹でたトウモロコシが売れ残っていることがない、というお話でした。
自分で茹でるのは大変か・・・と思っていたら、
売れる時間帯が「深夜」だというのです。
朝方にはいつも売り切れていて、私がその場所にいた時もなかったのでしょう。
夜中に、とうもろこしをかじるのは、ちょっとさみしい気がしたのはなぜでしょう。
遅くまでご苦労様です。
写真は三河千鳥というヤマアジサイ。

もう何年もまえから、紫と白のアガパンサスがあったのですが、
毎年咲くのは紫のほうだけで、
白は一度ぐらいしか花を、見たことがありませんでした。
引っ越してからは、紫のほうがご機嫌が悪くなってしまい、蕾があがってきません。
アガパンサスは結構人気の植物、とても強い植物でもあるので、
ご近所でよく見かけるのですが、ほぼ紫です。
私の家の白のアガパンサスは、今まで咲きはしなかったけど、
株の充実はできていたようで、次から次へ蕾が伸びています。
今までの半日蔭の場所が本当に嫌だったのね・・・。

野花菖蒲(ノハナショウブ 菖蒲園にある花菖蒲の原種)で、菖蒲の魅力にはまってしまい、
以前から増やそうという野望がありました。
花菖蒲は思ったより簡単に栽培できます。
菖蒲園みたいに、水のなかで栽培する必要はないです。
一か月前、近所のホームセンターで、花菖蒲が売られているのを見て、
白もいいわねーと、お持ち帰りしてしまいました。
ちゃんと咲きました、一年目はプロの手がかかっているので、簡単です。
問題は来年以降です。
ところが、もともと家にあったノハナショウブが、今年は咲きそうにないです。
菖蒲はあのツンツンした葉の間の下のほうから、ぷっくりとつぼみを上げてくるのですが、
上がってきそうな気配がないのです。
日当たりがよくなりすぎて、ご機嫌が悪くなってしまったのでしょうか?
ご機嫌をそこねた花はほかにもいます(次回に続く)。

今月のカレンダーも、3回印刷しています。
モノクロ写真をインクジェットプリンターで印刷するのは、
なかなか難しく、過去に何回もあきらめました。
モノクロなのに、色が見えるのです。
私が進歩したのか、プリンターかモニターせいなのか、
昔よりずいぶん色が見えなくなり、マシになったと思います。
なので、今年は2か月モノクロが登場します。
小さいこだわりがいろいろあるカレンダーは毎年11月中旬以降に発売しています。
今年はピアノの発表会に出ないので、ゆっくり作ろうと思います。

今年は、沖縄県が本土に復帰して50年。
今月の写真が沖縄なのは、偶然です。
祖父は末っ子(父)の結婚式に、パスポートを持って、船で東京に来たそうです。
祖父はもともとは沖縄の人ではないので、親戚もおらず、
50年近くたって孫(私)が沖縄に初めて行っても、ただの観光客。
父は昔の話をあまりしないので、近そうで遠い沖縄。
この写真は空港から、嘉手納基地へ行って、西海岸へ向かう途中。
両側が基地だったと思います。
本土にある基地は、大きな工場っていう規模感で、すぐに車で通りすぎますが、
写真を撮ったあたりは、車で走っても走ってもずっーとフェンスが続いていました。
近そうで遠い沖縄のことを、延々と知らされているような時間でした。
この次も今月のカレンダーの話をしますね。

以前は駅から近いところに住んでいたので、ご近所でバラに出会うことは少なかったです。
この部屋を買ってくださったのはお隣のご両親ですが、
「バラが咲いているのを、毎年下から楽しませてもらったわ。」
と、言われたそうです。
下から見れたバラは、引越しで運ぶことをあきらめ泣く泣く枯らしたマダムですわね。
このベランダの正面に住んでいるオバサンにも、
お花見をありがとうと言われました。
駅まで30分かかる今は、ご近所のバラはとても多くなりました。
自転車で移動すると、さらに多く出会えます。
人の家のバラを見るのは、ちらっとでも楽しいです。
ごくご近所には、モッコウバラやピエールドロンサール、ナニワイバラ、
枯らしたマダム(スパニッシュビューティ)までいて、なぐさめられたような気がしました。
今日の写真は、一番近いところにいる「人の家のバラ」です。
たぶん「オールド・ブラッシュ」、中国に古くからあるバラです。
この奥は畑、もはや野生化しているみたいです。
別のご近所では、日陰で咲いているのを見かけました。

今年の春、一番元気だったのが、ばいかうつぎ。
本日陰でもOKな植物のはずですが、日当たりがよくなったので、
花付きがとてもよかったです。近所のおばあさんが、
「挿し木にしたいので・・・」
と訪ねてこられました。

漢検一級を勉強していた頃、植物の和名を大量におぼえなくてはならず、
なかなか簡単ではないので、植物の写真や絵と結びつける方法を思い立ちました。
これは失敗でした。理由は二つあります。
1.
漢字であらわされた植物が、中国と日本とで異なること。なんでなのー!
日本の試験なんですから、日本での用法をさっさとおぼえればいいのですが、
なぜかこの点にひっかかりました。
2.
覚えなくてはならない植物が、有用植物(漢方薬になるとか)がほとんどで、
見た目が地味、あるいは似たような植物ばかり。大きな特徴がなく、記憶に残りにくい。
今日の写真、栴檀は「1」のその一つでしょう。
「栴檀は双葉より芳し」
の栴檀は、日本でいうところの「白檀」のことのようです。
漢検の勉強を放棄した後、(140点までは取れるようになったのですが、
どんどん難化していくので、あきらめました。)
「1」について牧野先生がどうしてこんなことが起こったか教えてくれました。
昔の人が、誤って翻訳をしたというところが事実なのですが、
それが間違いと判明しても、間違ったまま使っているのが現状で、
先生はこれは絶対に正すべきだと本の中で怒っておられました。
ええ、そうですとも!
「appleはバナナ、でもほんとうは、りんご。」というのが、現状ですからね。